CHILDHOOD

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小さい頃よく遊んだ河原

                          
影踏みをした駐車場

                          
木陰で涼んだ古い廃校跡





                          
自転車の練習をした路地

                          
通るたびに揺れていた通学路の歩道橋

                          
陽が暮れるまで遊んだ野原




                          
たくさんのモノたちに

                          
別れを告げたあの日




                          

                          
無理して笑っていたけれど

                          
「どこにも行きたくない」と

                          
泣き叫びたかった、あの日がよみがえる




                         

                          
大人になった今

                          
あの頃 輝いていたものたちは色あせて見え

                          
懐かしい感傷が心を覆う




                          
今きっと同じ景色を見ても

                          
あの頃と同じ気持ちにはなれない

                          
もう 戻れない



                       

                          
それでもあの街は

                          
子供たちの『想い出』そのもの





                          
いつまでも 私たちが還る場所


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