CHILDHOOD
BACK
小さい頃よく遊んだ河原
影踏みをした駐車場
木陰で涼んだ古い廃校跡
自転車の練習をした路地
通るたびに揺れていた通学路の歩道橋
陽が暮れるまで遊んだ野原
たくさんのモノたちに
別れを告げたあの日
無理して笑っていたけれど
「どこにも行きたくない」と
泣き叫びたかった、あの日がよみがえる
大人になった今
あの頃 輝いていたものたちは色あせて見え
懐かしい感傷が心を覆う
今きっと同じ景色を見ても
あの頃と同じ気持ちにはなれない
もう 戻れない
それでもあの街は
子供たちの『想い出』そのもの
いつまでも 私たちが還る場所
BACK
Copyright(c) 2009 Ai Sunahara all rights reserved.
-Powered by 小説HTMLの小人さん-