風薫る

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風薫り、花盛る




               
遠き山々は雪を抱きながらも




             
大地は気を満たし、

 


              
田畑に新しい生命を迎える










               
広い空よ、吹く風を絶やすな 




               
たくさんの生命育みし この地が




              
とこしえに 清らかで




               
愛すべき地となるように










              
離れて暮らすものたちが 




              
故郷を感じるように




 






                
光よ 一瞬でも柔らかくふりそそげ




              
水よ 穏やかに流れよ




               
そして  木の一本、草の一筋、




             
花のひとひらすらも







             
気高くあれ



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